息子を英会話教室へ通わせたのは、体調を崩したことと目標が高すぎたことで大学受験に失敗し、家に閉じこもりそうになったからでした。
ネットでの友人との交わりばかりになってしまい、このままいくと引きこもりになってしまうととても心配していました。
なんでもいいから、定期的に外に出る必要を作りたい、たまたま近所に英会話教室があって、知人の子供も通っていて勧められたので、どうなるかわからないけどとにかく行かせてみようという程度でした。
先生はアメリカ人男性で自宅でレッスンしていました。
生徒は幼児から大学生まで、スピーチコンテストで良い成績をとった生徒も数人いて、わざわざ遠くから通ってくる人もいる結構レベルの高い教室でした。
小さいときから何年もレッスンを続けている子は、とてもきれいな発音でぺらぺらしゃべって、学校の成績も英語は上位、英語ができるので他の教科もできるという子が多かったです。
そういうわけで、息子は高卒でしたが、なんと中学1年生のクラスとなりました。
そんなにレベル低くてどうなることかと思いましたが、意外と大丈夫でした。
息子はわかりきってる単語を何度も言わせたりしてつまらないとか不満を訴えていましたし、テキストも簡単な内容でしたが、なぜか教室に行く前には真面目にテキストに目を通し何やら書き込んで準備して、いそいそと出掛けていきました。
息子に何で行くのと聞くと、猫が2匹いてなでられるからとか言ってましたが。
不思議に思い、そっとレッスンを見学させてもらうと、先生は中学生にレッスンしながら、息子にはさらに問いかけたり説明したり、工夫して下さってました。
そのうち週1回のレッスンが週2回になり、理系のびっしり書かれた英語の冊子を貸してくださったり、息子が興味を持つようにひっぱって下さいました。
聞いてみると先生はアメリカの大学で数学を学び、その後数カ国をめぐり、日本に落ち着いて結婚して暮らしておられるユニークな方で、理屈好きの息子を納得させるだけの背景を持っておられる方でした。
いろんなことを英語で語り合ったようでした。
もともと息子は長文読解が得意だったので、そこに英作文とヒヤリングの力がつきました。
中学生の英会話クラスにもかかわらず英語力はぐんぐん伸びることになり、息子もやる気がでて、なんとセンター試験で英語はほぼ満点を取ることができました。
英語が高得点だったことで苦手な科目をカバーすることができ、望みの国立大学に合格し、無事に暗い浪人生活から脱することができました。
英会話教室に行って、本当によかったと思っています。
予備校に行くわけでもなく、一応通信教育の教材を取ってはいましたが取り組むこともなく、週2回英会話教室に行って、あとは自己流の勉強をしただけなのに。
素晴らしい先生との出会いに感謝感謝です。
今、息子は大学2年生です。
大学の学生寮に住み、充実した学生生活を満喫しています。
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